和食の三大基本マナーを知っていますか?

和食におけるお箸のマナー

食事のマナーって知っているようで知らなかったりしますよね。昔から日本人には馴染みのある和食についても、意外と知らないことが多かったりします。
例えば、箸置きがあればお箸を箸置きに置きますよね。では、もし箸置きが無い場合はどうすれば良いのでしょうか?
お皿やお椀の上にお箸を置いて放置しているのをお店などでよく見かけますが、実はこれは『渡し箸』といって、マナー違反とされています。
・使用したお箸の先端が当たって他人の服などを汚してしまうから。・汚れたお箸の先端が他人に向けられて不快だから。・「もう要りません=不味い」という合図になってしまう。など理由は幾つかあります。
もし箸袋がついているなら、簡単に折って箸置き代わりにして使用します。
しかし、箸袋が無い場合は困りますね。この場合は、お膳(お盆)に直接置くのが良しとされています。
お膳が無い場合や、食べている途中でお膳に置きたくない!という場合は、懐紙やナフキンを箸袋と同じように簡単に折って箸置き代わりすると良いようです。

ちなみに、渡し箸と間違えやすいのが「合わせ箸」ですが、これはお箸からお箸へ料理を渡す行為で、火葬後の御骨拾いを連想させるとされています。
お箸のマナーは他にも「迷い箸」「寄せ箸」「ねぶり箸」など多数ありますが、知ってしまえば意外と簡単に覚えられるものです。

些細なことですが、せっかくの食事も台無しになってしまう場合もあるということ。やはり日本人たるもの、お箸の使い方やマナーには気をつけたいものですね。